カップルのお悩み解決所

中国人との結婚を親が反対!駆け落ちする前に考えるべき事

2017.11.15

中国人の恋人との結婚を親に反対されて、駆け落ちしようか?なんて追い詰められているカップルって意外に多いんですよね。

さてここで問題なのは「日本人以外との結婚」が問題なのか、「中国人」である事が問題なのか?前者は文化の違いを、後者が差別感情が問題になります。

駆け落ちする前に一度冷静になって考える事をご説明いたします。ご参考になれば幸いです。

中国人との結婚を反対する理由が文化の違いだった場合

これは意外に大きな落とし穴です。どんなに愛し合っていても、同じ国籍の夫婦ですら、「価値観の相違」が離婚理由になるのですから、そもそも文化が違えば、考え方も大きく違う国の人と本当にやっていけるかというのがあります。

日本人も江戸時代までは「儒教」の考え方は非常に実生活に根付いていました。まあ、簡単に言えば儒教の考え方の一つに「目上の人を敬う」というのがあります。これが日本でも家父長制度の元になっていたのですが、家父長制度を端的に表せば、「家長のいう事は絶対」です。

今の日本では、父親に口答えするなんて普通ですよね。まして父親の判断をそのまま受け入れる子供なんて皆無です。しかし、中国はやはりまだ家長の権力は絶大なのです。どんなに理屈が通ってなくても、家長が決断した事は従わなくてはいけないのです。

これが文化の違いです。

中国人との結婚を親に反対された理由が差別感情だった場合

差別というのは何でしょうか?

一度良く考えてみましょう。

人の属性を理由に、その人を他の人と比べて、公平に扱わない事と言えると思います。

例えば女性だから、男性だから、中国人だから、日本人だから、ゲイセクシャルだから、ヘテロセクシャルだから、黒人だから、白人だから、そういった属性で公平に扱わないというのは理不尽だと思いませんか?

しかし、差別をする人は必ず「〇〇は××だから」と理由を付けますが、それは偏見と偏った情報だけで判断された事で、多くの場合その人個人を全く見ていない事が多いのです。

中国人と結婚するのを反対する親は「中国人はお金に汚い」などいう事があると思います。残念ながら中国人の中にも金目当てで結婚したりする人がいます。でもそれは、「悪い中国人」がいるだけの話で、良い中国人だっている訳です。

逆に言えば、日本人だって、良い人もいれば、悪い人もいます。それは国籍は関係ないのです。

中国人との結婚に反対する親の気持ち

子供としてはこれも理解してあげるべきです。

前述したように、日本人の中には中国人に対して良い感情を持っていない人は、少なくありません。それはマスコミが「中国人のマナーの悪さ」や「著作権侵害」「一方的な権利主張」のニュースを取り上げる所為もありますし、そもそも中国人自体が日本人を嫌っている人が多いからというのもあります。人間的な感情として、嫌われていると知っている国の人を好きになろうという人はいないでしょう。

また中国というのは、親子の関係がとても強く、前述した家父長制度を色濃く残していますので、例え理不尽でも親の命令には従わなければいけません。その結果、中国人の親が望むような生活を送る事になるでしょう。老後の世話も当然ですし、仕送りなどもしなくてはいけないケースもあるでしょう。

例えどんなに人柄のいい人であっても、文化の違いやお互いの国への差別感情があるとなると、幸せになれるか不安になるのは親として当然です。

日本人が忘れてしまったもの

中国人は歴史に拘り過ぎですが、日本人は逆に歴史に拘らなすぎなのです。

「日本人残留孤児」という言葉を知っていますか?

日本人が戦争に負けて、中国から引き上げる際に、多くの日本人が自分の子供を連れていくことが出来ず、中国に残してきました。残してきた場所は、ほとんどは農村で、決して裕福な人達ではありませんでした。まして敵国の日本人の子供も、多くの中国人が自分の子供として、政府から隠して育てたのです。何百人もの日本人をです。

恐らくこんなに心の広い国民は歴史上探してもいなかったでしょう。この心をそのまま現代の中国人が持ち続けているかは判りません。

でも日本人は本当にこの事について、感謝を届けたのか、歴史として語り継いでいるのか非常に疑問です。

日本人は自分のした事もされた事も、すぐに忘れてしまいます。それは日本人の良さでもありますが、悪い部分でもあります。そういった歴史に拘っている人がたくさんいる事をもっと日本人は学ばなくてはいけません。

国際結婚は愛があれば、全て解決する訳ではない

中国と日本は歴史的経緯があるため、決してお互いの国に対して好感情を持っているとは限りません。またこれだけ近い国でありながら、文化や考え方に大きな違いもあります。

もし自分が親であれば、子供が苦労すると判っている結婚を反対するのは当然といえば、当然です。それが良い国を持っていない感情を持っている国であれば、猶更です。

しかし、その悪感情は一体何から由来しているのか、きちんと考えるべきでしょう。

何故中国人は日本人に良い感情を持っていないのか?日本人は何を忘れてしまったのか?もちろん今の政治情勢だって、お互いの差別感情をあおる原因になっています。しかし、「結婚には関係ないよね」と言っている場合ではありません。これらの事を理解しなくては、お互いの親を説得する事は出来ないでしょう。

結婚には愛は必須条件ですが、それだけで済まないのが国際結婚です。お互いの国について理解しなくてはいけないのです。

 - カップルのお悩み, 結婚